日本発、世界へ:トランスコスモスの軌跡

人とテクノロジーを基盤とした「顧客満足第一」を実現

トランスコスモスの前身である丸栄計算センターは1966 年に創業し、現在のBPO サービスにつながるビジネスモデルを開発しました。常に社会情勢を先読みしながら事業を拡大し、近年ではお客様企業のデジタル化・リモート化、人手不足や働き方改革への対応をフロントオフィス、バックオフィスの両面から支援しています。事業の原点である「people&technology」を磨き、お客様企業のDX実現とCX向上をともに推し進める「テクノロジーソリューションカンパニー」への進化を目指しています。

1966年 大型計算機の時代、BPOのパイオニアとして創業

丸栄計算センターは、お客様企業に出向いてデータエントリーを行う「出向受託型」のサービスを展開しました。データエントリーといえば「自社持ち帰り型」が常識であった当時、機密情報を社外に持ち出す必要のない「丸栄方式」は社会の注目を集め、やがて日本一のデータエントリー会社と呼ばれるようになりました。
「丸栄方式」は、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)のビジネスモデルを先取りしたものであり、現在、トランスコスモスは国内・アジアでBPOのトップシェアを誇っています。

1985年 - 総合情報サービス会社へ、世界の先端ITテクノロジーを日本に導入

総合情報サービス会社への成長を目指して、1985年、トランスコスモス株式会社が設立されました。当時は日本でもビジネスでのPC 利用が拡大しており、最先端のIT動向をつかむために米国各地に事務所を開設。これが米国最大手PCメーカーからの顧客サポート業務受託につながり、さらに国内での大手PCメーカー大規模案件受託へとつながっていきました。この時期に展開した顧客サポートサービスは、現在のコンタクトセンター事業やITアウトソーシング事業の原型となっています。

2010年 - CXサービスをスタート、日本発のグローバルDX企業へ

インターネットが人々の暮らしに浸透し、企業と顧客の接点が多様化する中、変化に直面するお客様企業を支援するため、デジタルマーケティングとコールセンターを連動させたCXサービスを開始。金融、流通、情報通信などの各業界にサービスを提供できる体制を整備し、コールセンターサービスで業界売上ナンバーワンを記録しました。さらに国内だけでなく、デジタル技術を活用した付加価値の高いサービスのグローバル展開を加速し、中国、韓国、東南アジア、欧州、米州へと事業を拡大していきました。

2022年 - 社会のインフラを支えるDXパートナーへ

創業以来、トランスコスモスは「世のためにならなければ、企業は存続し得ない」という信念のもと、公共性の高い事業に積極的に参画してきました。公共機関のシステムは、万が一停止してしまうと住民サービスが提供できなくなるため、極めて高い信頼性が要求されます。トランスコスモスは、新型コロナウイルス感染拡大の局面においても政府・自治体に迅速・確実な対応手段を提供したことで高い評価を得ました。

2023年 - テクノロジーソリューションカンパニーとして成長を加速

トランスコスモスは、「people & technology(人と技術の融合)」をさらに磨き上げ、「テクノロジーソリューションカンパニー」として成長を加速させていきます。現在は「中期経営計画2023-2025」の実行により、中長期視点での事業強化・進化を目指し取り組んでいます。ASEANやインドなど成長著しいアジアを中心とした海外市場への事業拡大、サステナビリティ経営の強化を進めています。

グローバル事業の沿革