2021年のBFCM商戦におけるトレンドと制するためのポイント

2021年のBFCM商戦におけるトレンドと制するためのポイント

年末商戦の始まりを告げるBlack Friday/Cyber Mondayの季節がやってきました。皆さん、準備はできていますか。昨年はコロナ禍でのBFCM商戦となり、戸惑うことも多かったと思います。では、今年のBFCM商戦はどのようになるのでしょうか。同じコロナ禍とはいえ、ワクチン接種の広がりやデルタ株の出現など昨年とはやや異なる状況になっています。今回はそんな2021年のBFCM商戦のトレンドとBFCM商戦を制するために知っておくべきポイントを紹介していきたいと思います。

<2020年のBFCM商戦の復習>

まずは昨年のBFCM商戦を簡単に復習しておきましょう。コロナ禍で初めてのBFCM商戦となった昨年の主なトレンドは次の通りです。

・実店舗販売からEC販売へのシフト
・Curbside Pickup(ドライブスルーでの販売)、キャッシュレス決済のような接触の少ない手続きの浸透
・BFCM商戦の長期化

これらのトレンドのうち、いくつかは2021年のBFCM商戦においても継続すると考えられています。

<2021年のBFCM商戦のトレンドと押さえておくべきポイント>

① 実店舗販売の売上回復

昨年は大規模なロックダウンにより、実店舗販売による売上が大幅に減少しました。昨年と同様、今もなお新型コロナウイルスの感染予防が呼びかけられていますが、今年はロックダウンほど強力な措置はとられていません。そのため、実店舗へ足を運ぶ消費者が増加するのではないかと予測されています。

・注意点

実店舗販売に気をとられすぎてECを疎かにしないようにしましょう。新型コロナウイルスの影響によりECが人気を集め、人々の生活に浸透したことは事実です。ECの利便性に魅了され、昨年から継続して今後も積極的に利用しようと考えている消費者は増えています。このような消費者層を逃さないように気を付けましょう。また、新型コロナウイルスの変異株によって急にロックダウンが行われる可能性もゼロではありません。そういった場合に対応できるようにするためにも実店舗販売とEC販売のハイブリッドな経営を目指していきましょう。

② BFCM商戦の長期化及び全体な消費の回復

2020年に続き2021年もBFCM商戦は長期化することが予測されています。概ねBFCMの前後1カ月をセール期間として計画しておいた方が良いでしょう。早めの準備で競合よりも目立ち、延長したセール期間でBFCM商戦に乗り遅れた消費者を取り込みましょう。また、ワクチン接種の広がりや政府の働きによって徐々に経済状況が回復しつつあります。したがって、今年のBFCM商戦における全体的な消費は増加すると予測されています。

・注意点

BFCM商戦における消費の増加が予測されているので、在庫管理の確認とECシステムの補強を徹底しておきましょう。消費者の積極的な購買活動を在庫不足やECサイトのサーバーダウンによって逃すことがないように注意してください。

<まとめ>

以上、2021年のBFCM商戦のトレンドと押さえておくべきポイントを紹介しました。今回は特に影響が大きいと考えられるトレンドに絞って解説をしたので、忙しい方も本記事を参考に少なくとも上記のポイントは押さえておくようにしましょう。皆さんのBFCM商戦が充実したものとなるよう、本記事を役立てていただければ幸いです。

 

著者: Shunji.O

デジタルマーケティングマネージャーとして5年経験を積み、渡米後は10年間Eコマース事業に携わってきました。現在、トランスコスモスアメリカでプロジェクトマネージャーとしてアメリカ市場におけるEコマース戦略の立案と実行に注力しています。市場動向の分析、競合分析、販売戦略の開発に加え、デジタルマーケティングマネージャーとしての経験を活かしてオンライン広告キャンペーンの最適化など、幅広いマーケティング活動を通じて事業成長を促進しています。

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