【2021】統計から見るAmazonの強さ

【2021】統計から見るAmazonの強さ

オンラインショッピングを牽引してきたAmazonは、モバイル時代を迎えても圧倒的な強さを見せつけています。本記事では10の統計ポイントを通じたAmazonの強さを紹介します。ECビジネスに関わる人がAmazonにいかに学び、Amazonと共にビジネスを飛躍させるか、参考にしてください。

ポイント1:Amazonモバイルアプリの利用者は1億5,000万人

2019年9月、Amazonのモバイルアプリを使用したユーザー数は1億5,060万人を突破しました。2位のウォルマートショッピングアプリのユーザーが7,645万人でAmazonの約半数であることを見ると、Amazonがモバイルユーザーにどれだけ支持されているかがわかります。

いつでもどこからでもアクセスできるモバイルアプリは、オンラインショッピング体験を劇的に改善しました。モバイルアプリで圧倒的なシェアを持つAmazonの世界最大のオンライン小売業者の地位は今後も揺るがないでしょう。

ポイント289%の顧客はオンラインショッピングならAmazonを選ぶ

アメリカのオンラインショッピング利用者2000人のアンケートによると、89%の顧客が他のECサイトよりもAmazonを選ぶと答えています。顧客の信頼感を得ることは簡単ではありませんが、Amazonはスムーズな顧客体験の提供と透明性によって、顧客からの高い信頼感を得ています。

ポイント315,000万人に達したAmazon Prime会員

Venture Beatの2020年の調査では、Amazon Prime会員数は2020年に1億5,000万人に達しました。2018年の1億人から2年間で50%増加しています。Amazon Prime

 

ポイント42020年第1四半期のAmazonの売上は755億ドルに

Amazonの財政報告によるとAmazonの2020年第1四半期の売上は、前年比26%増の755億ドルに上りました。Amazonの売上の大部分は北米大陸からのもので、第1四半期の売上は前年同期に比べ29%増加しました。全世界規模で見ると、前年比19%の増加です。2020年第2四半期にはAmazonは自社の売り上げが750億~810億に上ると見込んでいます。

ポイント5Amazonで最も人気のあるカテゴリーはエレクトロニクス部門

2019年のFeedvisorの調査では、Amazonのカテゴリー別にみると消費者の44%がエレクトロニクス部門の商品を購入しています。続いて衣料品、靴、アクセサリー部門が43%、ホーム&キッチン用品が39%と続いています。

ポイント6:消費者の82%は価格でAmazonを選ぶ

Statistaの2019年の統計によると、消費者がAmazonを選ぶ理由の82%は価格が最大の要因であるとのことです。続いて70%が送料の安さ、57%が肯定的な商品レビューを挙げています。そのほかにも返品のしやすさや迅速な到着など、ショッピング体験の快適さを挙げる人も多く、全方面でAmazonが消費者に選ばれていることがわかります。

ポイント7:Amazon購入時の使用するデバイスは67%がPC

2018年のCPCストラテジーの統計によると、Amazonで購入する消費者が利用するデバイスとして、67%がデスクトップPCやノートPCを利用しています。モバイルを利用しているのは24%に留まりますが、35歳以下はモバイルを好み、PCを好むのは55歳以上という傾向があります。他の調査では、モバイルで閲覧した後、PCで購入するケースも多く、今後モバイルがAmazon利用の中心になることは間違いないでしょう。

ポイント8:Amazonで販売するスモールビジネスは1分間で4,000商品を販売

Amazonで販売を行うスモールビジネスは、数百万にも上ります。その多くを占めるのがアメリカを拠点とするスモールビジネスで、1分あたり平均4,000の商品を販売しています。

Amazonはスモールビジネスにプラットフォームを提供するだけでなく、販売者の育成にも力を入れており、教育プログラムも用意しています。

ポイント9Amazonのマーケットプレイスには250万以上の販売業者がいる

Amazonのマーケットプレイスには、アクティブに活動している販売業者が250万います。上位1%、2万5千の販売業者の売上は100万ドルを超え、全体の8%を占める20万の販売業者の売上は10万ドル以上に上ります。Amazonで大きな成功を収めているのは1部の事業者にとどまりますが、それでも最適なプラットフォームとして毎年100万以上の販売業者がAmazon に新規参入しています。

ポイント10:消費者の23%は「何かないか?」とAmazonを訪れる

2019年のEpiserverの調査によると、消費者の23%は特に購入を目的としないまま、「何かないか?」と思って

消費者はオンラインショッピングを考えるとき、最初にGoogleやAmazonを訪問します。そのためスモールビジネスにとっては、GoogleやAmazonをうまく活用することが自社売上を伸ばすことに直結します。消費者の意思決定に影響を与えるパーソナライズされたメッセージを提供したり、商品理解を深めるコンテンツマーケティングを活用することは大きな成果に結びつくでしょう。

Amazonの理解を深め自社の強みを育てよう

今回あげた10の統計ポイントは、1兆ドル以上の規模を持つAmazonの強大さを物語ると同時に、AmazonがECビジネスに大きな成長の機会を提供していることを示しています。自社の販売戦略を立案し、Amazonの提供する販売機会を有効活用していきましょう。

著者: Ami.T

在米15年。長らくトランスコスモスでのコールセンター事業運用に従事し、コールセンターの立ち上げや顧客管理業務を専門的に担当してきました。現在は営業として、日系企業が米国市場に進出する際のサポートを提供しています。米国市場は複雑で競争が激しいため、市場調査、販売戦略の開発、ローカルパートナーシップの構築など、包括的なサポートを行っています。

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