【2020年】ソーシャルメディア・マーケティングの最新トレンド6

【2020年】ソーシャルメディア・マーケティングの最新トレンド6

ソーシャルメディアを使ったマーケティングは、ますます重要になってきています。効果的に売上を伸ばすためにぜひ知っておきたい、2020年の最新トレンドを紹介します。

1. インフルエンサーがますます重要に

インフルエンサーを通してのマーケティングは、通常の広告よりも費用が安いうえに効果が高いため、2020年にもインフルエンサーの影響力は引き続き増加します。フォロワー数の多い大物インフルエンサーだけでなく、マイクロ・インフルエンサーにも注目が集まりそうです。特有のコミュニティーで拡散力があり、比較的少ないフォロワーとより密接な関係を築いているマイクロ・インフルエンサーを複数採用することで、少ない予算でターゲットとなる層に確実にアピールすることができます。

2. ソーシャルメディア上でのEコマースがさらに発展

2019年にはインスタグラムに「チェックアウト」機能が加わり、プラットフォームから離れることなく簡単に買い物ができるようになりました。こうしたソーシャル・コマースは、顧客にとって便利で買い逃しが減るだけではなく、ブランド側にとって購入プロセスを短縮できるというメリットもあり、2020年にも引き続き人気が高まりそうです。

3. 「ストーリー」機能の活用が欠かせない

インスタグラムをはじめ、Facebookやスナップチャットなどで使える「ストーリー」機能の人気が高まっています。投稿が24時間などほんの短時間で消えてしまうため、顧客の注意をひきやすいのが特徴です。セールなどのおトク情報をストーリーに投稿すると、新規フォロワーの増加にもつながります。

インスタグラム「ストーリー」のデイリー・アクティブ・ユーザーの増加

 

中でも重要なのが、動画コンテンツです。米国での研究によると、2022年までにインターネット上のコンテンツの82%が動画になるとのこと。ソーシャルメディア・マーケティングにおいても、動画コンテンツの重要性は増すばかりです。「ストーリー」機能を使えば手軽に動画を活用できますので、ぜひ試してみてください。

4. ソーシャルメディアがカスタマーサービスの窓口に

ソーシャルメディアがカスタマーサービスの窓口として使われるようになってきています。問い合わせへの返答や苦情対応などを他の顧客にも見える形で行うことが多いため、対応のよしあしがブランドイメージの向上や悪化に直結します。今後は、以前よりも賢くなったチャットボット(自動会話プログラム)を使うことで、コストをかけずに24時間顧客対応をすることが可能になるかもしれません。

5. ARの活用がいっそう進む

各種ソーシャルメディアでAR(拡張現実)を使った写真加工フィルターが人気ですが、近年は、さらに高度なAR活用事例も増えています。米国の化粧品ブランド「セフォラ」では以前からARアプリを提供しており、顧客は化粧品をオンラインで購入する前に試しにつけてみることができます。最近、この機能がFacebook上でも使えるようになりました。こうしたARによるシミュレーション機能は、今後ソーシャルメディア・マーケティングで幅広く使われるようになりそうです。

6. ユーザー生成コンテンツが引き続き人気

一般ユーザーが商品に関する画像や動画を作成し、それを企業がマーケティングに活用する「ユーザー生成コンテンツ」は、インフルエンサーによる投稿よりもさらに真実味があります。うまく活用することで、ブランドのイメージを向上させ、信頼度を高めることができます。2020年も、ユーザー生成コンテンツの人気は引き続き高まるでしょう。

まとめ

ソーシャルメディアの世界は絶えず変化しています。今後、規制が強化される可能性もあります。最新の傾向を常に把握して、効果的なマーケティング戦略を立ててください。

著者: Hitomi.N

IT企業で4年間のプログラマーとしての経験を積み、その後6年間プロジェクトマネージャー業務を行ってきました。渡米後はEコマースマネージャーとして、日本企業のアメリカ進出を支援しています。日々アメリカEC関連の情報収集を行い、最新のデータと洞察をもとに、戦略の最適化や新しいアイディアを考案し、クライアント企業に競争力のあるソリューションを提供しています。

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