アメリカでは、セールを行う際に、クーポンコードを提供するのが主流です。ディスカウントコード、プロモーションコードとも呼ばれています。クーポンコードが効果的に利用されると、販売数、販売頻度を増やすことが可能になります。
アメリカはクーポンコートの使用が消費者に根付いているので、お店のサイトの目立つ場所に記載されていることが多いです。また、様々なクーポンコードが掲載されているクーポンコードサイトもあるので、是非、検索してみてください。
使用方法はとても簡単で、通常は、注文手続きの際にクーポンコードを入力する箇所にコードを入力して「クーポンの適用」をクリックすると割引が適用されます。
買い物客の65%は、クーポンコードによって、購入を決めている。また割引コードを検索している96%の消費者は、アメリカにある各企業外部のクーポンコードサイトを利用しているデータもあります。
では、実際にどのようにクーポンコードを活用すべきかをみてきましょう。
クーポンコードの種類
様々な割引や、オファーがありますが、一般的なものを4つご紹介しましょう。
【パーセンテージベース割引】
【ドル価格割引】
【送料無料】
【無料ギフト】
人気がある割引の一つとしてパーセンテージベースの割引があります。5%、10%の小さい割引や、売上をより増やすための25%割引、また、古い商品や在庫が動いていない商品に対しては、50%以上の割引を利用したりする場合もあります。
上記に上げた、ドル価格割引とパーセンテージベース割引のどちらを適用するのか決める際には、100の原則というのがあります。これは商品が$100以下なら、パーセンテージ値引きを適用し、それより高い場合は、価格値引きにするというものです。心理的にお客様にとって高い割引価値をもたらします。
配送料は、ショッピングカート放棄の大きな要因の一つです。送料無料を提供することにより、この放棄率を減らし販売数を増やします。
無料ギフトは、お客様へ付加価値を提供するのに最適です。時には、在庫処理にも利用します。
今回は4種類のクーポンコードをご紹介しましたが、オンラインストアで、クーポンコートを提供することは、販売促進ばかりでなく、お客様のロイヤルティー向上の武器になります。そのため、アメリカで人気のクーポンコードの種類と特徴を知ることはとても重要です。
販売促進、新規及び、リピーター顧客獲得のクーポン活用方法
Eコマースで販売促進、新規顧客の獲得、再購入者の販売促進のためにプロモーションコードの可能性を最大限に伸ばす活用方法について、たくさんある手法の中から、4つご紹介します。
【毎週、毎月の定期的な割引】
毎週、毎月の割引は昔から使われている手法で、多くの場合、月末や四半期販売目標を伸ばすのに使われれます。
【プロモーションコードの場所を明確にする】
誰もが、割引の情報を知り得たいと思っています。シンプルにすることで、ポテンシャル顧客にクーポンコードを見つけやすくしてあげるのもキーポイントです。
【Eメールニュースレター登録者への割引】
EコマースでE-mail登録リストはとても重要です。顧客メールアドレス登録を促すのに、割引を提供します。またE-mail登録リストは、登録者に特典、割引を定期的に提供し、お客様との良い関係、ロイヤルティーの構築を図るのに役立てます。
【あと一押しの顧客へのアプローチ】
カートに商品入れたまま、購入をしなかった消費者に、後ほどEメールでクーポンコードを提示すると63%は再購入を検討するというデーターがあります。実際に、この状態のお客様へ送ったEメールは次のようなパフォーマンスがでています。通常のEメールマーケティングよりも格段に良いパフォーマンスです。
・Eメール開封率:44%
・Eメールクリック率:11%
・コンバージョン率:30%
・購入した消費者の14%が通常より高い購入額
いかがでしたか。今回、ご紹介したのは、一部のクーポンコード活用方法です。上記外にも、様々な方法があります。是非、クーポンコードを上手に活用し、販売数、販売頻度を増やして、売り上げを伸ばす手段としたいものです。
Yukari. T
トランスコスモスではカスタマーサポートマネージャーとして、顧客のニーズにあったサービスのご提案、カスタマーサービスの質の向上に取り組んでいる。