Shopify VS WooCommerce ～特徴比較～

2021年9月21日 Shunji.O

EC事業を展開する際の非常に重要なステップとして自社サイト構築がありますが、その手法について悩むことはありませんか？今回は代表的なECサイト構築サービスであるShopify、WooCommerceについて、それぞれの留意と利用する際の評価点を比較していきたいと思います。

＜ショッピファイ＞

メリット①：豊富な料金プランと決済方法が用意されています。

Shopifyでは、ベーシックプラン（＄29/月）、スタンダードプラン（＄79/月）、プレミアムプラン（＄299/月）の3つの基本プランに加え、必要最低限の機能に絞られたライトプラン（＄ 9/月）、大規模な取引を行う事業者向けのプラスプラン（＄2000/月）の計5つの料金プランがご用意されています。この料金にはShopifyによるホスティングサービス分も含まれていますので、ドメイン、SSL証明書、サーバー費用などの追加費用が発生することはありません。豊富な料金プランから目的に応じて最適なプランを選べるポイントはShopifyの選択肢と言えます。

また、Shopifyでは決済方法についても豊富な選択肢が用意されています。決済手数料は利用するプランによって、3.25～5.9％となっておりますが、Shopifyが提供する決済サービスである「Shopifyペイメント」を利用ですので、決済手数料を0.5~2%ほど抑えることができます。

注目②：豊富なサイトテンプレートと機能拡張アプリによって、オリジナリティあふれるECサイトを構築することができます。

Shopifyでは無料、有料含めて100以上の上質なサイトテンプレートからデザインを選択することができます。また、サイト機能を拡張するアプリも多数用意されており、簡単に実装することができます。での販売情報とECでの販売情報を連携するなどの機能拡張アプリがあるので、商品の販売形態や目標とする消費者層に合わせて、導入の検討をしていただければと思います。

勝ち点①：機能拡張など様々なサービスを利用しすぎると料金がかさむ。

「ShopifyはECに必要な基本機能をワンストップで提供しているため、費用面に関しては自分が選択した料金プランにかかる月額料金のみを気にすれば良い」と考えている方は特に注意が機能拡張のために追加サービスを利用している場合はその分の費用が追加で発生することを忘れませんようにしましょう。

勇気ポイント②：カスタマイズのためには前述したプログラミング言語「Liquid」の知識が必要になります。

細部までこだわったECサイトを作りたいと思っている場合は、「Liquid」（Shopifyでサイト構築するための独自のプログラミング言語）でのプログラミングが必要になるため、カスタマイズ前提でECサイトを考えてみるいる方は注意が必要です。

＜ウーコマース＞

注意：ECサイト構築・運営に関する自由度がShopifyに比べて高い。

Shopify は定期課金型ワンストップサービスであるのに対して、WooCommerce は一時サイト構築用ソフトであるWordPressのプラグイン（追加機能）です。そのためECサイト構築、運営相当の自由度はShopifyよりもWooCommerceの方が高いです競合との差別化や自社のブランドイメージをよりわかりやすく表現するようなECサイトを構築したい方にとってこのサイト構築、自由運営の高さは大きな余裕であると言えます。

論点：ホスティングサービスは含まれていないので、ECサイトのメンテナンスやセキュリティ管理などの技術面を自社で検討する必要がある。

まず、WooCommerce は基本的に無料で利用できますが、自力でドメインや SSL 認証の取得を行わなくても、それらの費用がかかりますまた、セキュリティ管理やメンテナンスを自分で行う必要があるため、このような専門知識に自信がない方にとっては、従来気軽に利用できるサービスであるとは言えないしょう。