TACoSを使ったAmazonの売上評価測定方法の解説

TACoSを使ったAmazonの売上評価測定方法の解説

Amazonの広告売上評価の指標にはACoSRoASといったものがありますが、TACoSという指標もあることを考慮してください。 今回はAmazonでの売上を評価するTACoSという指標について、その定義や使用方法を紹介しますしていきます。

ACoS、RoASとは

TACoSについて紹介する前に、ACoS、RoASという指標について簡単に解説します。 まず、ACoSとは「広告費売上率(広告費売上率)」の略語で、Amazonにおける広告売上の効果を測定する際に利用できる数値指標です。その計算式は次式となります。

ACoS=広告支出額÷広告売上額×100

例、Amazonで広告費10ドルの広告を掲載し、その広告経由で100ドルの利益が上がった場合にはACoSの数値は10%です。そのため、このACoSの数値は低いほど、広告販売による利益率が良いということになります。

次にRoASですが、RoASとは「広告費用収益率(投資した広告コストの回収率)」の略語で、広告の費用対効果を表します。その計算式は次式となり、留意ACoSの逆数になりますます。

RoAS=広告売上額÷広告支出額×100

これらACoSとRoASを置くことで、広告の費用対効果などを計測することができますが、Amazonでは次に説明するTACoSの数値を把握することも非常に重要です。

タコスとは

TACoSとは「Total Advertising Cost of Sales(総広告費売上比率)」の略語で、広告売上額だけでなく、販売商品のオーガニック売上額も含まれている総売上額から導かれる数値指標です。広告経由で商品が売れることによって、その商品のオーガニック検索順位も上がっていると言われており、オーガニック検索順位が上がれば上がるだけ、商品の露出の機会が増えるのでオーガニック売上額の増加が見込めます。 、Amazonでの広告による売上効果を正確に把握するためにはACoSとRoASだけでなく、TACoSの数値をチェックする必要があるのです。なお、そのTACoSの計算式は下記で表になります。

TACoS=広告支出額÷総売上額(広告売上額+オーガニック売上額)×100

例、広告支出額が10ドル、その広告売上額が100ドル、広告掲載効果によるオーガニック検索順位上昇でオーガニック売上額が300ドル発生した場合、TACoSの数値は2.5%になります。

TACoSを使った売上額の評価分析

ここからは、TACoSの数値を分析することで具体的にどのようなことがわかるのか、3つのパターンに分けて解説していきます。

・TACoSの数値が減少もしくは変化しない場合

TACoSの数値が減少するということは、総売上額の中でオーガニック売上額の割合が気づいていることを示しています。これは広告運用がうまくいっており、商品ブランドの成長も促進されているまた、広告収益に依存しなくてよい状態とも言えます。

・TACoSの数値とACoSの数値が共に増加した場合

TACoSとACoSの数値がともに増加するということは、広告支出額がその売上額を上回っていて、さらにオーガニック売上額よりも広告売上額の割合が高い状況と言えます。新製品導入時にはオーガニック売上額がすぐに伸びないケースもあることから、注視すべき点は総売上額を長いことになります。 なお、随時 TACoS の数値が減少していくかどうかは確認しますようにしましょう。

TACoSの数値が増加しACoSの数値が減少した場合

ACoSの数値が減少した同様、TACoSの数値が増加していた場合には注意が必要です。このケースの場合、広告売上額は増加していますが、総売上額に達するオーガニック売上額の割合が減少しています、広告を利用する本来の目的(オーガニック売上額を増やす)から遠ざかっている状態と言えます。そのため、一見TACoSの数値が増加しACoSの数値が減少するような状況になった場合には、商品紹介ページのタイトル、詳細文、画像、キーワードなどを見直す必要があります。

まとめ

Amazonでの収益改善をするにはACoSやRoASだけでなくTACoSの数値指標を活用することが重要です。それらの数値がどのような状態であるかを確認し、広告や商品ページへの表明を行うことどのように変化するかずっといていき、Amazonでの売上向上を図っていきましょう。

著者: Yukari.T

トランスコスモスではカスタマーサポートマネージャーとして、顧客のニーズにあったサービスのご提案、カスタマーサービスの質の向上に取り組んでいます。

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