【アメリカ】越境EC市場規模~2018年版~

【アメリカ】越境EC市場規模~2018年版~

アメリカへ路を拡大しようと考えているEC担当者の方だったら一度は「越境EC」を検討するのではないでしょうか?アメリカEコマースブログにも、「越境EC」という言葉を検索して訪問これから越境ECを始めようと考えている方、または次に進出する国を探している方に向けて、アメリカの越境ECの市場とトレンドをご紹介したいと思います。

越境EC(越境電子商取引)とは

まず初めに、「越境EC」とは何なのか説明したいと思います。 英語では越境電子商取引と呼ばれ、国境を越えて行われる通信販売のことです。てECサイトを公開し、注文が入ったら、日本の倉庫にある商品をアメリカへ発送します。
海外展開する企業は、現地法人や支社を作って販売を行う場合が通常だと思います。越境ECと比べて価格を安くできたり、現地のトレンドに合わせた販売戦略を立てやすかったり、多くのメリットがある方、時間とコストがかかるためかなりのリスクがございます。その点、越境ECは日本から販売するので低リスクで海外市場へ参入できるのが魅力です。

世界の越境EC市場規模

まず世界のEC市場全体についてですが、2015年では1.55兆ドルだった市場が2020年には4.06兆ドルへ、約2.6倍の成長があると見込まれています。
越境EC市場も同様で、2015年から2020年まで対峙比20%以上の成長率が見込まれており、2015年3,040予想ドルから2020年では約1兆ドルへ、市場規模は約3.3倍にEC市場全体の約売上額に対する越境EC市場の売上額の伸び率は、2015年は15%ですが、2020年では22%にまで成長すると予想されています。

参考:www.meti.go.jp

越境ECを大きく4つ「 ECモール型(AmazonやAlibabaなどの大規模なECプラットフォーム)」「オンライン小売型(オンラインのみで商品を販売する企業)」「店舗主軸型(店舗がメインでオンライン販売は2番目である企業)」「製造業者型(商品を製造し、直接顧客へ販売する企業する)」の企業タイプに分かれた場合、「 ECモール型」は、企業数が調査対象の3%程度しかありませんが、売上げ額は全体の15%を占めており、最も収益シェアが大きい企業タイプです。一方、「製造業者型」は調査対象の40%を控えており、越境ECの今後を見据えて期待しています売上額は全体の13%に残っていますが、この製造業者タイプは他の企業タイプよりも1.3倍の速さで成長しています。

参考: www.dpdhl.com 2016 年 12 月

アメリカの越境EC市場規模

アメリカは世界第2位、2018年には市場売上高が52兆円を超えると予想されており、非常に規模の大きいEC市場をもつ国です。おさえておきたい5つの数字
2015年当時、アメリカは越境ECの市場規模が1位市場売上額は400推測ドルでした。2位は中国で390推測ドルです。2017年時点でもアメリカと中国が越境EC市場の大部分を主流である傾向は変わりません。

参考:www.meti.go.jp 2015

なお、アメリカ越境EC市場の将来性(日本と中国への販売に限る)は下記の図の通り、毎年10%以上の伸長があり、 2017年と2021年を比較すると1.67倍の規模になるとの予想されています。

参考:www.meti.go.jp

アメリカの越境EC利用者の動向

アメリカの越境EC利用者はEC利用者全体の31%覚悟しています。日本、中国と比べて越境EC利用者の割合は高く、海外から商品を購入することに対する心構えは低く考えられます。なお、越境EC利用者の主な購入先は、 1位中国(52%)、2位カナダ(13%)、3位イギリス(11%)です。(2017年時点)

参考: www.ipc.be

参考:www.meti.go.jp

アメリカの越境EC利用者はどんな商品を購入しているのでしょうか?上位TOP10は下記の通りです。1位は衣類・アパレルで、越境EC利用者の31%がこのカテゴリーの商品を購入していますしました。

参考: www.dpdhl.com 2016 年 12 月

「越境EC」で検索すると中国市場が決まっていますが、アメリカ市場もまだまだ成長が見込めます。 アメリカはAmazonやeBayなどのECプラットフォームの利用率が高い国ですので、最初はこれらを使って手軽に始めることもできます。越境ECを始めようとしている、またはすでに始めている方は、アメリカ市場も選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。


著者:Natsuki.S

アプリの企画開発・運用を行う際にGoogle Analyticsを使った分析を始め、その後、トランスコスモスで分析専門チームに所属し、本格的にWebサイトの分析に取り組んでいます。
主にGoogle Analyticsの計測設計・設定・レポーティングを担当。


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