ブランディングや集客、販売促進のためにSNSを活用する企業が増えています。販売者の顔が見えないネットショップにとって、視聴者との距離が近いSNSは魅力的なツールです。しかし、ブランディングや販促だけでなく、セールスにも活用できることをご存知ですか?とりわけ、Instagram は、ユーザーフレンドリーな電子商取引プラットフォームにするための新機能を追加しました。
この記事では、インスタグラムに実験的に導入された新機能の紹介と、フェイスブックで販売する方法を紹介します。
Instagramの新機能「チェックアウト」
Facebookの発表によると、87%の人がInstagramで商品情報を見て何らかの行動を起こしたと回答し、そのうち46%がオンラインまたはオフラインで実際に購入したと回答した。
Instagramの販売システムは、ユーザーが気に入った商品をクリックして販売者のWebサイトに移動して購入するという方式を採用していますが、2019年3月に米国限定で新機能「チェックアウト」がテスト導入されました。そこで今、Instagram内で販売が完結するCheckoutのシステムが大きな注目を集めています。
ユーザーが「Instagramでチェックアウト」ボタンをクリックして、商品の色やサイズなどのオプションを指定すると、あとは名前やメールアドレス、支払い情報、配送先住所、請求先住所を入力後、Instagram内で会計ただし情報の入力が必要なのは、初回購入時のみなので、2回目以降はさらに購入が可能になります。また「配送の通知を希望」を選択すれば、出荷後の追跡も本格的に導入を行うことで、Instagramから購入する割合は、現在の46%から飛躍的に拡大するでしょう。
ベータ版のCheckoutが導入されるブランドは、AdidasやBurberry、H&MやUniqlo、Zara20数社などに留まっていますが、今後さらに広がっていくことが期待されています。InstagramのCheckout機能のヒットは間違いですないでしょう。
Facebookで商品を販売するには
Facebookショップの設定にはビジネス用のFacebookページが必須となります。個人アカウントを使用し、ショップ機能は利用できません。ビジネスページを持つことにより、顧客にページを見つけて取得、投稿をフォローしてもらうだけFacebookにはさまざまな種類の広告が低価格でご用意されており、全世界の24億1千万人のFacebookユーザーに直接販売することまずは無料ビジネスページのショップ機能を使って、Facebookショップを作成しましょう。
2種類の販売方法
Facebookで販売を行うには、Facebook内で支払いまで放映する方法と、FacebookとEコマースプラットフォームを連動させて販売する方法があります。ShopifyなどのEコマースプラットフォームをすでに使用している場合には、アカウントFacebookに接続して、商品を同期することができます。
Facebookへ直接商品をアップロード、管理する方法
Facebook に商品を手動でアップロードし、入力します。次に支払いに、PayPal か Stripe のどちらかを設定します。基本的には今で、登録商品数に制限はなく、すべて無料で確実のため便利です、注文も一つずつ手動で管理しなければいけないという野球もあります。 出荷された注文は手動で「売却済み」のマークをつけなければなりません。 そのため、迷っている商品数が少ない、取引数また少ないところに販売は限られてしまいます。また、Facebookでしか販売することはできません。
Eコマースプラットフォームと協調して販売する方法
これにより、商品の入力から出荷の更新など、すべてが自動化されて、大幅に手間が省けるだけでなく、FacebookのWebサイトやAmazon、eBay、Pinterest、ブログなど、Eコマースプラットフォーム以外でも、どこでも販売することができます。
Shopify、Ecwid、BigCommerceなどの大手Eコマースプラットフォームを利用すると、Facebookショップで商品を販売することなく、必要に応じて他のソーシャルメディアサイトなどでも販売できます。 Shopify Lite(月額9ドル)プランや、1回の販売ごとに手数料3%が課金されるSpriesyなどの人気です。また、Facebookと一緒に自社Webサイト上での販売を希望する場合は、新規参入者また使いやすいShopifyが月額29ドルから、複数チャネルの販売に向いているEcwidが月額15ドルから、中規模販売者に向いているBigCommerceが29。 95ドルで利用できます。この他にもFacebookと連携可能なEコマースプラットフォームはいくらでもあります。
商品一覧とストア情報ページの作成方法
選択するEコマースプラットフォームにより、商品情報の入力、支払い方法、配送料金、ストア情報の設定方法は異なりますが、ここでは基本的な情報をいくつかご紹介していきます。
商品一覧の作成には、下記4つの重要な要素が必要になります。
- きれいな商品画像
- 詳細商品情報
- 商品サイズと重量情報
- 商品番号またはSKU番号
その他、顧客向けに、下記4つのストア情報の作成が必要となります。
- 店舗のコンタクト情報
- カスタマーサービスとポリシー
- 配送料金
- 会社概要
FacebookショップとEコマースプラットフォームを接続
上記設定後、次にEコマースプラットフォームとFacebookショップを接続させていただきます。Shopifyを使用するのであれば、ログイン後、ShopifyアカウントのダッシュボードからFacebookを新規チャネルとして追加します。他のプラットフォームも同様に、指示に従って接続してください。
すでにあるFacebookページがWebサイトとつながっている場合には、Facebook管理ページからボタンリンクの編集を行い、Facebookショップへ接続させていただきます。
上記作業が完了すると、Facebookの管理者が新規ショップをレビューすることになります。販売する商品に問題があるか、画像やコンテンツがFacebookのガイドラインを満たしているかどうかを見極め、問題が承認されなければなりませんされますが、通常、承認されるまでに24~48時間かかります。許可が下りれば、いよいよショップのオープンです。
販売開始の際には、Facebookショップページだけでなく、ビジネスページの方も充実させさせていただきます。傾向が見られます。
まとめ
アメリカ国内限定で、試験的に導入したInstagramのCheckout機能ですが、とにかくクリック1つで購入できる手軽さは、SNSが販売の中心になる可能性を示唆しています。Checkout機能の本格稼働前にに、Facebookページ内のショップ機能をEコマースプラットフォームに連動させるなど、Facebookのマーケティング機能を使いつつ、販促活動を行っていくことが重要になってきます。また、ShopifyなどのEコマースプラットフォームは、 Facebookでの販売だけでなく、Webサイト経由AmazonやeBay、Pinterest、Googleへの拡大も可能です。 今後、SNSとWebサイトを連動させて、販売の場を大きく広げていっていかがでしょうか。
著者:Ami.T
長らくトランスコスモスでの懸案事業運営に取り組み、懸案の立ち上げや顧客管理業務を専門的に担当してきました。現在は営業として、日系企業が米国市場に進出する国際サポートを行っています米国市場は複雑で競争が激しいため、市場調査、販売戦略の開発、ローカルパートナーシップの構築など、あらゆるサポートを行っています。