「モバイルファースト」という考え方

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「モバイルファースト」という考え方

もし、サイトトラフィックの大部分がモバイル端末からなら、デスクトップPC用のサイトデザインを優先する必要はありませんよね?サイトを運営する目的は、モバイル端末でショッピングをする人が多くなっているということに注意を向けることです。

サイトのデザイナーや運営陣営は冒険的なスタイルや機能性、そして息をのむようなイメージを見せる、壮大で美しいサイトを作ることが好きです。このようなデザインは、研究され、ブランド化され、計算された、検索エンジン対策に有利な1366×768サイズで設計されます。そして、「ああ、面倒なモバイル対策が必要だからレスポンシブ対応にしておこう(そうしないとGoogle検索で不利になるから)。」と言うかのように後付けでレスポンシブ化します。

最近、私は総トラフィックの約30%がPCからのアクセスである、素晴らしいサイトに出会いました。そこで私の iPhone 7を取り出してそのサイトを見てみると、表示が小さすぎて半分以上のテキストが読めない状態でした。ボタンやリンクなどのCTAも小さく、タップするのに小指を使わなければいけないくらいです。サイトにアクセスする顧客がスマートフォンを使用している以上、マーケティング担当者はPCサイトとモバイルサイトを分けて考える必要があります。

 

モバイルユーザーの特徴について

ほんの数年前は、ほとんどのモバイルユーザーはモバイル端末で商品を見て回り、PCで購入するという市場動向がデータによって示唆されていました。マーケティング担当者たちが気付いていなかったのは、多くのユーザーは商品を閲覧した後、そのままモバイル端末を使って購入までしたかったのに、できなかったということです。

現在、多くの見込み客は、より大きく高性能な端末と、安全な支払方法を利用することができます。モバイル端末でサイトを閲覧したり商品を購入する傾向は今後も続き、PCサイトは特定の市場で利用されるようになるのではないでしょうか。以下のグラフに示されているとおり、モバイル端末での売上が著しく増加しています。

2015年4月のGoogleによる「モバイルフレンドリーアップデート」と、それに続く2017年1月の「モバイルフレンドリーテスト」により以前の戦略は使えなくなりました。マーケティング担当者はモバイルフレンドリーなサイトを作る必要に迫られ、レスポンシブテクノロジーは発展しました。レスポンシブが非常に効果的に使われているサイトもいくつか知っていますので、レスポンシブが悪いとは言いませんが、それがマーケティング担当者たちを怠惰にしているという問題があります。

顧客を理解することはマーケティングに有効です。顧客を理解することが戦略を成功に導くということを忘れないでください。秘訣は、モバイルユーザーを分析し、最適化することです。通常、モバイルユーザーはシンプルな機能で見た目が良く、合理化されたチェックアウトプロセスで最高のパフォーマンスを発揮します。モバイルユーザー向けの最も一般的な課題は、フォントのサイズやスペースの入れ方などの単純な項目です。一行のテキストの長さによって表示がおかしくなるなど、大きな画面では問題にならないことが小さなモバイルでは考慮しなければならない問題になります。モバイル端末でサイトを見て、自分自身に問いかけてみてください。サイトは誰のために作っているのかと。そうすれば、答えは見つかり、もしかしたら今までに多くのビジネスチャンスを失っていたことに気がつくかもしれません。メッセージングやCROを含め、モバイルユーザーへの対応策をしっかりしてくことをお勧めします。

プラットフォームによるユーザーの動作の違いは様々なテストによって明らかです。たとえば、モバイルユーザーは飽きやすい傾向があり、面倒な操作があると、PCユーザーよりも70%も高い割合でサイトを離れてしまうというテスト結果が出ています。こういったことを理解するとシンプルで機能的なユーザー体験を提供することができるでしょう。

参考:U.S. mobile retail commerce sales as percentage of retail e-commerce sales from 2017 to 2021

 

 

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