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アメリカ Eコマース を制するための「デジタルマーケティング」とは

12月 2日, 2018
By : Masako.S

スマホやパソコン、タブレットなどで行われるEコマースは従来のマーケティング手法だけではうまくいきません。テレビや新聞、街中の広告などとは違ったアプローチが必要です。そこで使われるのが『デジタルマーケティング』です。ではこのデジタルマーケティングとはどういったものなのか、どのように活用していけばいいのかを一緒に考えていきましょう。

現代では街中の大きな看板よりも、手のひらサイズの広告が重要

商品を販売する上で欠かせないのが『マーケティング』です。マーケティングをかんたんに一言で表すなら、「ターゲットとする消費者のニーズと欲求を満たすこと」です。

そしてEコマースに必要となるのが『デジタルマーケティング』です。デジタルマーケティングとは、「電子的(ネット)ツールを使って消費者の購買行動に影響を与えること」と定義してよいでしょう。このデジタルマーケティングを駆使すれば、「1時間で数百万人の人々から商品を閲覧・購入される」なんてことも不可能ではありません。

今やテレビ・ラジオ・新聞といった媒体から、youtube・Netflix・ポッドキャスト・メール・ウェブサイトなどが好まれていることは明らかです。そしてなにより、これらすべてが『デジタルマーケティング手法』となり得ます。つまり、人々は昔のように立派に立ち並ぶ大きな看板よりも、手のひらに収まる携帯画面から広告をよく見るようになった、ということです。

デジタルマーケティング は役割や性質を正しく理解して使い分けよう

インターネットが普及した今、デジタルマーケティングの手法には無限の選択肢があります。そこで重要となってくるのが「手法ごとの役割や本質を理解し、宣伝する商品に合ったデジタルマーケティング手法を選択できるようにすること」です。

それぞれの手法は、効果が出るスピードや範囲、大きさなどが異なります。これからデジタルマーケティングを駆使しようとするマーケティング担当者は、「デジタルマーケティングの手法」についての正しい知識を学び、適切な一手を打っていかなければなりません。なぜなら、デジタルマーケティングが普及するにつれて世の中の流れがより一層早くなり、少しの遅れが命取りとなるからです。そこで、メジャーなデジタルマーケティング手法について少し詳しく解説していきたいと思いますので、是非参考にしてみてください。

デジタルマーケティング手法一覧

・SEO(Search Engine Optimization):検索エンジン最適化

SEOは聞いたことがある人も多いでしょう。検索エンジンというくくりではありますが、ほとんどGOOGLEを対象としており、簡単に言えば「GOOGLEがどれだけ対象のサイトやコンテンツが消費者にとって有益とみなすか」ということになります。インターネット検索ページで上位表示されることによって自然流入が増え、長期的に安定した集客・収益に繋げられます。

・SEM(Search Engine Marketing):サーチエンジンマーケティング

SEMはリスティング広告やPPC(Pay-Per-Click)広告などを指します。検索で引っ掛けたいキーワードを入札することにより、SEOと比べてより広範囲にリーチすることが可能です。また、運用によっては通常のSEO検索結果よりも上位に表示されるため、短期間で成果を出したい時に利用するとよいでしょう。アメリカではGoogle検索エンジン以外にも、マイクロソフトのBing検索エンジンも網羅すると更にリーチを広げることが可能です。商品検索のためによく利用されているAmazonでもSEM広告メニューを提供しています。

・ソーシャルメディアマーケティング

FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを活用したマーケティングは、特にスマホやパソコンの利用時間が長い若年層に有効です。ソーシャルメディアを通して、消費者に届けたいメッセージを、彼らが興味・関心のあるコンテンツにして配信することにより、非常に素早く拡散される『バズ』を生み出せるほか、実際の行動データに応じてターゲットを絞った広告を打つこともできます。Facebookのようなプラットフォームはビジネスに非常に有益なデータを豊富に持っており(人々の興味や関心)、マーケティングの大きな助けとなってくれるでしょう。

・アフィリエイトマーケティング

ブロガー、クーポンサイトやインフルエンサーを使って、商品を宣伝する方法です。彼らには熱心なフォロワーがついていることが多く、販売したいターゲットと重なればとても効果的な方法です。アフィリエイトネットワークを活用すると、商品宣伝に興味を持ってくれるアフィリエイターと容易につながることができます。

・Eメールマーケティング

アメリカではEメールはまだまだ費用対効果の高いマーケティング手法です。定期的なEメールは顧客とのコミュニケーションを行い、顧客の育成や売上拡大にも繋がります。たとえば、優良顧客に商品アンケートに答えてもらったり、ショッピングカートに入ったままの商品をお知らせすることができるためです。

・ローカルディレクトリーマーケティング

もしも実店舗がある場合は、Google BusinessからYelpなど、数多くあるWEBサイトの「ローカルリスティング」の最適化を考えましょう。ローカルリスティングとは、ユーザーの周辺地区のおすすめを紹介する広告です。これによって、あなたのお店を見つけやすくしたり、誤った情報を減らして正しい価値を伝えることができます。

マーケティング担当者は「デジタル」を意識せよ

スマートフォンが普及し、人々はどこにいても好きな情報が手に入る時代です。そんな『デジタル社会』と化した現代に合うマーケティング手法は、言わずもがな「デジタルマーケティング」なのです。インターネットやSNSの仕組みをしっかりと理解して、適切なアプローチをできるように心がけましょう!

出所:How to Use Digital Marketing to Generate More eCommerce Sales
What Is Digital Marketing? A Simple Guide for eCommerce


著者: Masako. S

米国の大学でマーケティングを専攻。現在はトランスコスモスアメリカにて、EC・事業開発/ チャットボット担当。米国EC業界の動向調査・最新ツールの導入に、熱心に取り組んでいる。