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2019年サンクスギビング、ブラックフライデー、サイバーマンデーの動き

2019年のサンクスギビング、ブラックフライデー、サイバーマンデーはそれぞれ、昨年を大きく上回る盛況となりました。中でも特に、スマートフォン経由での商品購入の割合や、ECサイトで購入した商品の店舗受け取りの割合などの、2018年からの増加率は目を見張る数値となっています。ここではAdobe社の分析結果を基に、2019年のサンクスギビング、ブラックフライデー、サイバーマンデーの売上額や消費者動向をご紹介します。

まずは、3日間の結果を個別に見ていきましょう。

スマートフォンの売り上げが45%を占めたサンクスギビング

サンクスギビングのEC売り上げは42億ドルで2018年よりも14.5%増加しました。なんと、売上げの45%はスマートフォンでの購入でした。店舗の混雑が激しくなかったことからも、休暇で帰省している間、外出せずに自宅からショッピングを楽しんでいたようです。また、近年は11月初旬から広告を出したり、ディスカウントを始めたりと、ホリデーシーズンに向けて早いうちから対策を行っている企業が増えています。この対策が功を奏し、スタートダッシュに成功したのではないかと考えられます。

過去最高の売上額を達成したブラックフライデー

ブラックフライデーのEC売り上げは74億ドルで、2018年よりも16.2%(12億ドル)増加していました。これは、過去最高の売上額です。しかし、Adobe社の予想額75億ドルよりわずかに下回る結果となりました。おそらく、実店舗とオンラインで顧客を争奪しあった結果、予想以上に実店舗で購入する顧客が多かったためではないかと考えられています。

サイバーマンデーも過去最高の売り上げを記録

サイバーマンデーのEC売り上げは米国のオンラインショッピング史上最高の94億ドルで、2018年よりも19.7%増加していました。特に、午後10時以降にショッピングが活発に行われていたため、仕事から帰宅した後に駆け込み購入を行ったのではないかと考えられます。なんとピーク時は1分あたり1,200万ドルという驚異的な売り上げを上げていました。大規模セールの最終日ということもあり、最終セール商品を買い込んだのではないでしょうか。
また、サイバーマンデーは大手小売業者(年間売上額10億ドル超)と中小規模小売業者(年間売上額5,000万ドル以下)ともに売り上げを大きく伸ばしており、通常の売り上げと比較すると大手小売業者が540%増、中小規模小売業者は337%増でした。特に大手は扱う商品数が多くディスカウントがしやすかったこと、商品流通網が整備されているためコスト削減できたことから、中小よりも売上げ増加率が高くなったと考えられています。

この3日間のEC利用者が増加した背景には、嵐や雪などの悪天候の影響もあると考えられています。実際に2019年のブラックフライデー、サイバーマンデーの期間には悪天候の州もあり、それが顧客の外出を控える原因となり、在宅でのECを利用した買い物に繋がったようです。

次に、3日間を通して特徴的だった消費者動向をご紹介します。

 

 

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スマートフォン利用の購入率が急増

サンクスギビングのスマートフォン利用率の増加については、本記事の冒頭でも触れましたが、ブラックフライデーとサイバーマンデーもその利用率が急増しています。ブラックフライデーでは61%ものユーザーがスマートフォンからECサイトにアクセスしており、ECサイト売り上げの39%がスマートフォン経由という結果でした。また、サイバーマンデーでは、31億ドルもの売り上げ(総売上額の33%)がスマートフォン経由となっており、これは2018年の数値と比較すると46%も増加しています。このスマートフォン経由での売り上げ増加は予想を上回る目覚ましいペースであり、EC売り上げ全体を大きく牽引するパワーを秘めています。

BOPISも増加

ECの利用が増える中、BOPIS(buy-online-pickup-in-store)という、ECショップで商品購入し、店舗でその購入した商品を受け取る方式(ウォルマートなどが実施している)も2019年には増加していました。BOPISの利用率は2018年に比べて、ブラックフライデーではなんと64%増加、サイバーマンデーでも43%も増加しています。その利用率の増加の背景には、注文した商品をすぐに受け取りたいといった顧客心理背景があるようです。

まとめ

2019年のサンクスギビングとブラックフライデー、サイバーマンデーはかつてないほどの活況を呈しました。そして、伸長するECの売り上げは2019年だけでなく、2020年以降も伸びていく可能性を大きく秘めていると考えられています。その中でも特にスマートフォン経由のEC利用者割合が高くなってきているので、今後アメリカEC市場で売り上げを高めていくためにはモバイルユーザーフレンドリーな対応が必要となるのではないでしょうか。

 

 

出所:Sales Report: 2019 Thanksgiving Day, Black Friday, Cyber Monday
Cyber Monday totalled $9.4B in US online sales, smartphones accounted for a record $3B


著者: Yukari. T

トランスコスモスではカスタマーサポートマネージャーとして、顧客のニーズにあったサービスのご提案、カスタマーサービスの質の向上に取り組んでいる。


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